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改装工事180日目

2014年7月26日現在の白の様子です。

外観、ほぼ完成です!

 

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内装も、ほとんど完成しました。

とても素敵な仕上がりのため、どこからお見せしようか迷ってしまうほど。

 

ただいま、金沢は33℃ですが、家の中を通る風が心地よいです。

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7月になりました。

7月に入り、工事の行程も随分と進み、日に日に形になってきています。

その早さに驚かされます。

外観に関しては、瓦を葺き替え、外壁側面のトタンをはがし木に張り替えました。

 

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その横顔も、ぐっと男前になりました。

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室内に関しては、たくさんの進展があるため、また後日ご報告を。

いよいよ、オープンが近づいて参りました。

改装工事120日目 その2。

一階では、大工さんがかんなやノミで木材を削りながら、窓枠や柱をその場でつくっていました。

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こちらは、竹とヨシで編んでいる荒壁の下地。壁の下地が竹とヨシで出来ているなんて、これを見るまで想像出来ませんでした。

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柿渋塗装をしてくれた設計士さんが、こちらも挑戦。この作業、慣れていないと、指先の脂がすぐに縄に取られてしまい、豆が出来たり、爪を痛めてしまいます。

 

ちなみにヨシとは、アシと同じ植物で、アシ(葦)が「悪し(あし)」に通じるのを忌んで、逆の意味の「良し」と言い替えたものが定着した名だそうです(wikiより)。あたりめとするめみたいなものでしょうか。

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僕らもやってみましたが、すぐに手に豆ができてしまいました。
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新鮮で面白い作業でしたが、壁一面やるとなると話は別だと思い、その後は職人さんにお任せしました。

こうしてこの作業を続けていくと、このように仕上がっていきます。

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そして、この吹き抜けの梁が、今回の改装の見せ場の一つ。

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改装前の梁の様子がこちら。
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改装前には、写真縦方向の梁が途中で切られていました。

本来、こちらも梁が端から端まで通っていたそうで、それを今回復元しました。

この力強い大きな木材は、能登の松です。

地元のものをこうして取り入れて使っていただけるのは、とても嬉しいことです。

さらに、こういった立派な国産の木がまだまだあるということにも、改めて嬉しく思います。

 

職人さん自らが木材を削り、大きさや縦横の梁同士のかみ合わせを調整し、塗装をして、まるで当初からあったかのように馴染んでいるこの大仕事に、とても感動します。

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二階の階段ホールから見ると、まるで軽やかに支えられています。しかし、当然ながら、下から支える柱など無く、壁と天井からの細い梁で支えられています。

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この吹き抜けの梁は、白にお越しになった際のお楽しみの一つとして、ぜひ頭の片隅に残しておいていただければと思います。

 

そんな改装工事120日目の外観は、このようになっております。

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改装前と比べ、趣のあるすっきりとした表情に変わってきました。

改装前

改装工事120日目 その1。

しばらくぶりの更新です。

改装が始まってから120日目、4ヶ月経過の本日、改装工事のお手伝いをしてきました。

内容は、床に使う木材の塗装。塗装と言っても、ペンキではなく、柿渋です。

柿渋は、まだ青い状態の渋柿を潰し、発酵させて作られるそうで、防水、防腐効果などがあるそうです。

日本では昔から使われてきた、伝統的な塗料です。

本日使った柿渋は匂いも無く、色合いも古い町家に馴染むものとなっていました。

 

この積み上げられた木材を一本ずつ、手で塗っていきます。
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使った材料は、柿渋、軍手、ビニール手袋、刷毛、バケツ、です。
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まずはビニール手袋をし、その上に軍手を。

そして、その軍手をした手を、柿渋が入ったバケツへ、イン。

柿渋に浸った軍手を軽く絞り、その手でそのまま表面をなでるように塗っていきます。

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気持ちよく、すーっと伸びて馴染んでいきます。
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つなぎ目の部分は、刷毛と指先を使い丁寧に。ここをしっかり塗らないと、板が反ってきた際に塗装されていない部分が見えてきてしまう、との棟梁ワンポイントアドバイス。

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しっかりと、塗りもれがないようになぞりました。

 

塗り上げた後の板の様子。 まだまだこれからです。
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途中から、設計士さんも参加してくれて、三人で進めました。

一緒に塗装までしてださる設計士さん。

この日本に、そこまでしてくれる設計士さんはどれほどいるのでしょうか。

朝9時からスタートし、徐々にコツも掴み、たくさんあった木材の山も順調に減っていきました。

そして、15時、全ての木材を塗り終えました。

 

その数、およそ100枚。

柿渋に染まった木材の山が出来ました。

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この自分たちで塗った木材が、自分たちの宿の床になると考えると、楽しみでしょうがありません。

塗装作業はとても楽しく、気持ちよく行えました。

 

こんな雰囲気の床になるのだろうかと、組み合わせてみる。

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一枚、3,4mはあるでしょうか。全て仕上げることができ、心地よい達成感です。

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後日、この木材で床張りをした後、蜜蝋ワックスで仕上げるそうです。

どんな仕上がりになるのでしょうか。

早く見たくてしょうがありません。

 

こうして僕たちが柿渋を塗っていた間にも、下では大工さんが作業を進めていました。

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改装工事92日目。

 

2014年4月29日、改装工事92日目の様子です。

 

運び込まれた木材で、大工さんが新しく柱を建て補強をしたり、補修をしたりしていました。

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補強すべき部分は補強し、残す部分は残す。

大工さん曰く、「町家の改修は、実際に(建物を)開けてみるまで分からない。それぞれの町家で毎回状態状況が違うから、現場で判断、検討しながら進めていく部分も大きい」とのこと。

 

こうして、築115年という、古い古い町家の改装を進めていただきながら思うことは、ただ単に、古いから良い、古いものは味があっていい、古いものは残すべき、ということではなく、古くなったものをこの先も残し使っていくためには、手を加え、補修すべき部分は補修し、新しくすべき部分は新しくする必要があるということ。そして何より、使い続けていくことで価値、そしてその魅力が引き継がれていくのだと思いました。

 

古い町家が、少しずつ新しく、宿としての姿に変わっていっています。

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改装工事49日目。

 

ひと休みをしていた改装工事が、本日再開しました。

本日からの工事は、地面を掘り、土台を水平にしていく作業とのことです。

水平器でレベルを取りながらユンボで地面を堀り、その後調節をするために一部コンクリートを流し込む、といった流れだそうです。

まずは土台からしっかりと固めています。

 

 

ところで、こちらが以前紹介した頭巾などと一緒に眠っていたものたちで。

古い木箱には、たくさんの本や雑誌、新聞が入っています。
本

 

この中の一つに、こういった何も書かれていない箱がありました。
箱

 

こちらの中身は、

鍵

 

 

真鍮製のドアノブ、一式でした。
ドアノブ

 

とても大事にされていた、おそらくとても気に入っていたものだったに違いありません。

 

今でも光り輝いており、握り手の部分には使い込まれた跡があります。

こちらは、どのようなお部屋の、どのようなドアに使われていたのでしょうか。

そのお部屋自体も特別な場所だったのかもしれません。

 

改装工事9日目その2。

続いて、二階部分です。

 

こちらも大きく様変わりしています。

解体

天井と壁は取り払われました。

取り払われたことにより、窓枠の模様がよりくっきりと目立っています。

 

解体

こちらは、大きな梁が出てきました。古い分、梁にも年紀が入っています。

 

こちらの壁も味が出ています。

解体

 

 

こうして丸々取り払われ、このように解体されるところから改装は始まりました。

ここから、白オープンに向け、どのように工事が進んでいくのでしょうか。

改装と平行して内装や家具なども、あれこれと考えている今日この頃です。

近々、白のDMも出来上がる予定です。

改装工事9日目その1。

遅くなりましたが、2014年2月5日、改装工事9日目の様子です。

 

一階のミセノマ、オクノマの壁は、全て取り払われていました。

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隠れていた土壁も見えています。

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オクノマにあったこの大きな金庫は、撤去されました。

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解体0205

 

こうしてジャッキで持ち上げて移動。かなり重くて大変だったとのことです。

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物置に眠っていたものを整理していると、いろんなものが出てきました。

その内の一つがこれ。

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これが何だかお分かりでしょうか。

そう、防空ずきんです。

戦時中のものであろうヘルメットも出てきました。

 

さらにこういったものも。

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こちらはいったい何でしょうか。

白い陶器のタイルのような物で出来ています。

内側は、針金のような物で留めてあります。

これも、戦時中に使われた物でしょうか。

 

これら以外には、明治や大正、昭和初期の文芸誌、食器、真鍮製のドアノブなども。

前にお住まいになられていた方のおそらく仕事に関するものや、モノクロ写真なども出てきました。

これらの中でお見せできる物は、また後日ブログで紹介しようと思います。

 

3つのお手洗いと流し台があった場所もここまで解体されていました。

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こちらが上の写真の解体前。まるで、別の空間です。

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そして、二階。

こちらも大きく様変わりしていました。

その様子は、次回ご紹介します。

 

改装工事3日目。

 

本日も、白の改装の様子を見てきました。

解体はさらに進んでいるようで、取り払われた外壁部分はビニールシートで覆われていました。

解体

 

 

せり出していた部分は、きれいに解体されていました。なんだかぐっと趣きが増した気がします。

解体

 

 

内部の解体も進んでいました。

解体

 

 

ミセノマとオクノマがこのように。一気に解体が進んでいて驚きました。

解体

 

解体前のこちらの部屋の様子。床、天井、壁の板が丸々取り払われています。

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壁もあらわに。

解体

 

 

天井もあらわに。味のある天井と梁が出てきました。

解体

 

 

少しずつ、本来のこの家の構造が見えてきています。

 

オープンに向け、今日もどんどん進んでいます。

 

改装工事が始まりました。

 

本日、白オープンに向けて改装工事が始まりました。

どのような姿になっているか、心を躍らせながら、白に向かうと…

 

どどん!

解体スタート

 

なんと、すでに白の外観が変わっていました。

 

昨日までの外観から一変。改装前

解体スタート

 

道路に面した正面部分が解体され、室内があらわになりました。

 

解体

このようにして、どんどん進んでいます。

 

解体

 

道路に面したこのミセノマに入ったとき、どうしてこんな窓際に柱が一本立っているのだろうと思っていたのですが、本来はここで外と仕切られていたんだということが、解体した様子を見てわかりました。

 

こうして壁や柱の化粧板を取り払っていった後に、どのような元の姿が現れてくるのか、とても楽しみになりました。

 

115年前にこの町家を建てた大工さんは、115年後に、このような工事が行われ、新しく生まれ変わっていくその姿を見たら、どのように思うのでしょうか。

そして、ゲストハウスとして、国内のみならず国外からもお客さんをお招きする建物へと変わることを知ったら、どのように思うのでしょうか。

 

このお家を建てた大工さんや大事にしてこられた方々にも感謝し、いい宿にしていけるようにより一層頑張ろうと思いました。

毎日、どのように工事が進んでいくのかを見届けたいほど、楽しみです。